喫茶ラムピリカ――ゆったりした時間を過ごせる古民家カフェ



江ノ島駅から徒歩5分。

海の近くの住宅街にある「喫茶ラムピリカ」は、ゆったりした時間を過ごせる古民家カフェです。

こだわりの豆を使ったコーヒーや、オーガニックの食材を使った日替わりのランチが楽しめます。



店主の義廣千秋さんに、「街のとまり木」を始められたきっかけと、日々カフェを開いている中で大切にしている、ご自身の「想い」をお聞きしました。


「街のとまり木」を始めたきっかけは


――「街のとまり木」になられたのは、いつですか?


ちょうど一年ぐらい前です。

私、中三と中一の子どもがいるのですが、二人とも去年一年、ほぼ不登校だったんですね。

それで、この喫茶店にいることが多かったんです。


店主の義廣千秋さん。柔らかな中に芯のある方でした。

二人ともいつもここで楽しそうに絵を描いて過ごしていたんですけど、お友達も欲しいなと思って(笑)。


そんな時に、ちょうど「街のとまり木」にお声をかけていただいたんです。


玄関ガラス戸に多様な学びプロジェクトのとまり木ステッカーが貼られていました

うちの子たちのように、不登校で平日どこにも行く場所がないお子さんがいたら、ここに来て一日過ごしてっていいよ 、っていうことで始めました。


お子さんだけで来ていただいた場合は、パンケーキをご馳走します。



ここでパンケーキを食べたり、絵を描いたり。前の公園で遊んでもいいと思いますし。

ここには本もたくさんあるので、本を読んだり、楽器で遊んだりとか。



――開店は不定期なんですね?


前の日にお知らせを出すっていう感じです。

最近は木土日に開店していますが、また変わるかもしれなくて…。


――お問合わせいただくのが一番いいんでしょうね。Facebookをチェックしていただいて。


そうですね。


――カフェを始められてどれくらいですか?


もうすぐ四年半になります。



■自分の機嫌がいい時だけ開く。ストレスを感じながらはやらない。


――不定期開店にされてる理由は?


自分の気分がすごくいい時にだけ、コーヒーを淹れて、パンケーキを焼くって

いうことをやってみたいな、と思ったんです。


ストレスを感じながらは、やらない。

たとえば体調が悪い日に、無理してコーヒーを淹れたりは絶対しないようにしています。


――そこが大事なポイントなんですね。無理にお店を開けない。ご機嫌な気分の時だけやるっていう…。


そうですね。

どうしても”気持ち”って、作るものに”乗る”と思うんですよ。お出しするものには、良いものだけを込めたい、っていう想いがすごくあって。



抽象的な話になってしまうんですけど…。


不定期開店でやってみようと思って、始めてみたら案外大丈夫だったんで。

ずっと四年ぐらい、この形で続けてます。



――スタッフの方を募集される予定、と聞きました。


私ひとりでできることには限界があるので、登録制のワーカーさんを増やしてみようかなと思っています。


「そのとき上機嫌な人だけ出勤してもらう」っていう形でやってみようかな、と。


ラムピリカは「上機嫌な人が作っているご飯やコーヒーが楽しめるところ」みたいな(笑)。


そこは、目指したいところですね。

そんなことが実現可能なのかどうかも、わからないですけど。



「ラムピリカ」の名前の由来は


――ラムピリカという店名の由来を教えてください。


アイヌの文化とか思想が好きで、喫茶店を作る時に”アイヌ語から探そう”と。

いろいろ調べていたときに、ラムピリカという言葉に出会いました。


ラムが心・精神で、ピリカが「美しい」とか「いい塩梅」とか、より自然な美しさ、みたいな感じの意味なんです。


「ラムピリカ」っていう、この言葉をアイヌの人たちも大事にしているらしくて、これがいいな、これで行こうと思って、ラムピリカにしました。


よく北海道のお米と間違えられますけど。


――ゆめぴりか。


ゆめぴりかさんですよね?って。

いいえ、違います。惜しいけど(笑)。



■社会の速い流れとはちょっと離れたところにある喫茶店でいたい

調度品や家具も古いものが多く癒される店内

――お客さんはどんな方が多いですか?


やさしい方が多いですね。

やっぱりこのスタイルが好き、ここに癒される、ここにいて居心地がいいと思う方が来てくれてるのかな、と。


喫茶店のコンセプトとしては「時間を忘れちゃうようなカフェ」をやりたいっていうのが最初にあったので。

社会の速い流れとはちょっと離れたところにある喫茶店、みたいにしたいなと思っていて。


そこは常々、目指しています。




喫茶ラムピリカ

http://www.lampilica.com

【電話】050-1065-1048

【代表】義廣千秋

【アクセス】江ノ島電鉄「江ノ島駅」から徒歩5分


【できること】

誰でも立ち寄れる喫茶店。子どもも大人も楽しめるたくさんの本や楽器があります。美味しいものを食べて飲んで、ゆっくり過ごせます。喫茶店の目の前は芝生の公園なので、身体を動かして遊ぶこともできます。


【立ち寄れる曜日・時間帯】

Facebookページをご確認ください。

https://m.facebook.com/lampilica/


【ひとことメッセージ】

平日の開店日に「とまり木をみて来ました」と言ってくれれば、お子さんだけでこられた場合は無料で美味しいパンケーキをお出しします。


一日カフェでのんびりしていってもいいし、喫茶店のお手伝い体験をしてみたくなったら、してもいいです。

混んでいないときであれば、コーヒーやお茶の淹れ方、ココアの作り方など教えることもできます。

〒251-0032 神奈川県藤沢市片瀬3丁目1-26



【記者のひとこと】

お邪魔したのは、うららかな陽気の平日木曜日の午後。思わずここでお昼寝したくなるような、ゆるやかな時間が流れていました。


スキレットで焼き上げた熱々のパンケーキは、添えられた果物の彩りも美しく、やさしくてホッとする美味しさ。

丁寧に入れていただいたコーヒーを飲みながら、店主の千秋さんやお客さんどうしでおしゃべりしたり、静かに本を読んだり、本当にお昼寝しちゃったり。


思い思いに過ごすことができる居心地の良さが、ラムピリカの魅力なのでしょう。

今度はわたしも、のんびりお昼寝しに行きたいです。




【記者プロフィール】

びーんずネット・金子あかね:「まず、親が幸せになる」をテーマに、神奈川県川崎市で不登校や親子関係の悩みについて、セミナーや講座、カウンセリングをお届けしています。

不登校インタビュー事例集『雲の向こうはいつも青空』をこの春自費出版しました。

https://beans-n.com/

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