【開催報告】オンライン講座『どうする? 書字が苦手な子どものサポート』
2024年6月30日(土)、オンライン講座『どうする? 書字が苦手な子どものサポート』を開催いたしました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
今回は、NPO法人はびりす 作業療法士 奥津光佳さん、NPO法人ネモネット ファイナンシャル・プランナー 阿部旺正さんをお呼びして、” どうする? 書字が苦手な子どものサポート”というテーマでお話しを伺いました。
講座の中では視聴者の方からの質問もあり、チャットでもいろいろなやり取りが伺えました!
*告知ページはこちら
▶今回ご登壇いただいたのは
◎奥津 光佳(おくつ みつよし)NPO法人はびりす 作業療法士
プロフィール:岐阜県飛騨市で学校作業療法室を実践。Youtube「はびりす発達Q&A」で発信中。共著に『みんなでつなぐ 読み書き支援プログラム フローチャートで分析、子どもに応じたオーダーメイドの支援』(クリエイツかもがわ)がある。
◎阿部 旺正(あべ おうせい)NPO法人ネモネット、ファイナンシャル・プランナー
プロフィール:小学校低学年の時に不登校になり、その後自宅やフリースクールを中心に過ごし物流企業の事務等(非正規雇用)を経て不登校関係のNPO法人で会計の業務を担当しています。生き物の飼育と資格試験が好きで高卒認定試験を皮切りに日商簿記2級やFP2級等を取得、最近のマイブームはアゲハチョウの飼育です。
(最後に登壇者、モデレーター、顔出しOKなみなさまと記念撮影しました!)
▶講座を視聴して
前半は、奥津さんよりお話しがありました。
書字が苦手な子どもたちをどうやってサポートするか?という問いから始まり、下記3つの要点と、結論について纏めていただきました。
3つの要点:
①書字が苦手になる原因
書字トラブルあるある
・鉛筆を正しく持てない
・きれいに文字を書けない
・文字のバランスが悪い
・文字を正しく書けない
・聞いた音と文字が一致しない
・板書が遅い/できない
②書字と関係のある読字の力
読字トラブルあるある
・文字に興味を示さない
・逐次読みになる
・読み飛ばし/勝手読み
・特殊音節を読み間違える
・似た文字を読み間違える
・読解できない
③子どもたちの能力を生かすツールを見つけ出す
結論:学習に活かせる能力を見つけ出す
苦手を伸ばすのではなく、持っている能力を最大限活用するためにはどうすればよいか。そのために奥津さんが使用されているアプリなどのツールもご紹介いただきました。
後半は、阿部さんの実体験のお話しがあり、また事前にいただいていた質問に対して奥津さんも踏まえてお答えいただきました。
奥津さん、阿部さん、お忙しいところ、とても参考になるお話しをしていただき、本当にありがとうございます。
▶講座に参加された皆さんの声
いただいた感想より 一部ご紹介いたします!
○読み書きだけでなく、WISKについての説明があり、全体的になぜ子どもが苦手を感じているかを理解する大切さについて、説明があったこと。発達検査はあまりしても結果の使い方がわからないとよく聞いていたので、やる気のない息子に受けさせる価値がなかなかわからなかったのですが、初めて知ることがたくさんありました。(保護者)
○読み書きは配慮に抵抗を示す子が多くて、アプローチも難しいところなので、みなさんの質問を通していろんな案をお聴きできたのがよかったです。ありがとうございました!(フリースクール/オルタナティブスクールスタッフ、親の会世話人)
○書字が苦手、と一言でいってもやはりいろんなタイプがあるのが分かったし、一人一人違うよなぁと。アフタートークで立場が違うメンバーでも話が聞き合えて良かったです。ありがたかったです。(保護者)
○書字困難の原因についての視点が学べたこと。また、支援の方向性について学べたことが良かったです。また、当事者の方の経験談が聞けて、将来的なイメージを持つことができたことも良かったです。(医療・介護)
○社会と繋がりがある、コミュニティがあることの大切さを改めて感じました。(放課後等デイサービス)
アンケートにご回答いただきありがとうございました!
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