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【開催報告】直伝!実践のための「夢みる小学校」〈学び〉のつくり方 深堀り連続講座⑤ ~これからの教育~

8月26日(土) オンライン講座『 直伝!実践のための「夢みる小学校」〈学び〉のつくり方 深堀り連続講座⑤』を開催いたしました!

連続講座の最終回に参加くださった皆様ありがとうございました!



講座終了後に顔出しOKのみなさんと記念撮影をしました


こんにちは。オンライン講座スタッフのどばしです。

埼玉県入間市で小さなフリースクールを開催していています。


私がこのフリースクールを始めたきっかけは、「学校外で誰かと一緒に勉強がしたい!」わが子のそんな一言でした。2021年9月に、学校外の学びをもとめる仲間たちと初回の場を開催し、現在もトライ&エラーで「よりよい活動」を目指しているところです。


私が、「夢みる小学校」という映画に出会ったのは、この《学校外の学び場》に少しずつ人が集まってきたころでした。 「こんな子どもたちとの関わり方をする大人で、私も在りたい」 初めて「夢みる小学校」をみたときに強く思ったことを、今回のこのレポートを書きがら思い出しました。


映画を見た後、「何か自分たちでも部分的にマネできることはあるはずだ」という思いに取りつかれていたため、2022年4月に『夢みる小学校』「きのくに子どもの村」の学びの作り方講座 が多様な学びプロジェクトで開催されたことが、とても嬉したったことを今でもよく覚えています。

嬉しすぎて、講座レポート担当に立候補したほどでした♪

2022年の4月の講座レポートはこちら  です。


その時の講座と、今回の5回目、どちらでも同じことを感じたことは、

カトちゃんの講座はとにかくわかりやすい!でした。

教育のプロに対してこんな感想をもつことは失礼なのかもしれませんが、この講座全体の中に、教えるスキルやテクニックが詰まっているからなのだろうなぁ…と思ってしまうのです。


教員資格がなく、教育現場の経験者でもではない自分が学び場をやっているせいか、今回の5回連続講座では、内容そのものの他に、伝え方が気になって仕方なかったです。


前置きがだいぶ長くなりましたが…

ホームスクーラーの保護者の方、学び場をしている支援者の方、教育現場にいる方、どなたにも『「夢みる小学校」<学びのつくり方>講座 全5回』は、超おススメです。

ご参考までに… 2022年4月の講座は、教育の土台になっている「きのくにの子ども観」と、いろいろな立場の方がすぐに活用できるような「きのくに子どもの村学園」での取り組みやかかわり方のコツを紹介してくれました。短時間の中に、簡素だけれど、濃い学びが詰まっていた、そんな講座でした。 こちらもアーカイブ動画での視聴をぜひ♪


*告知ページはこちら    



▶これまでの連続講座の流れと今回の講座で学んだことの概要


初回の講座では、今をいきる子どもたちにどんな力を育むべきか…という問いがあり、「子ども観」と「学力観」を整理するところから始まりました。


2回目では、子どもたちが安心して過ごせるように、大人はどうあるべきかという「大人の役割」の確認をし、

3回目の講座では、大人と子どもが対等な関係にたって行われる「ミーティング」について教えていただき、

4回目では、子どもたちの生活に根差した活動が教材となる「プロジェクト活動」の様子と仕組みについてお話いただきました。


そして、これらの講座を経た連続講座の5回目となる最終回は、「これからの教育」についてでした。


今回は今まで以上に、受講している…というよりも、一緒に考えている という感覚が強かったです。



■生成AIが仕事をしてくれえる時代に、子どもたちに教えたいこと


人工知能(AI)の時代を生き抜くためには、

これまでの暗記型の教育ではなく、課題解決型の教育に切り替えるべき


上記はテッド・テンダースミス氏の言葉です。

講座の冒頭ではまず、氏の作った動画を観ることから、今の子どもたちが大人になった社会での仕事についてのイメージを共有しました。


そして、近年では一般的な生活でも活用が始まっている「生成AI」の普及することで、今後なくなる可能性が高い職業 と、AIによる自動化が進んでもなくならない可能性の職業の違いを比べました。


この生成AIの登場により、学校に期待される「学力観」が変容しているだけなく、人間観、人生観、価値観も見直さざるを得ない状況を迎えている、とカトちゃんは言います。私も同様に思っていますが、これは、多く人が肌感覚で類似の感覚を味わっているのではないでしょうか。



こうした状況に対して、大人が子どもにしてあげられることは、「わからないことがあったとき」に大人がどんな学力観をもって対応していくかが大事になります。


「わからないこと」があったら、知識をたくわえるという行為よりも、柔軟に発送し、自らの力で問題解決をできらいいことは、多くの人が知っています。しかし、現在の多くの学校教育では、適応力を育むよりも、知識を蓄える教育がなされています。



■これからの教育


文部科学省で求めている学力観は、以下です(講座資料より)。


・創造的思考

・批判的思考

・探求的思考

・共同的思考(協同する力)

・社会参加(社会に実践的にかかわること)

・コミュニケーション力

・問いを設定する力


つまり、適応力重視の方向にあることが分かります。

この学力観は、教育指導要領などに反映されていて、現行の公教育が設計されいるのだと思います。


ですが、私はここまでの話をきいて、「教科学習を教えてあげることはできないけれど、この学力観を育むという視点だったら、教員でなくてもできることは多い」と思ったのです。


また、カトちゃんからの次の問いと、それに対するカトちゃんの答えが全5回の中で、最も心に響きました。


子どもに持たせてあげたい力って何?

その力は大人が与えるものなの? それとも子どもが自ら手に入れるもの?


ぜひアーカイブ講座を視聴いただき、答え合わせしていただければいいなぁ…と思うのです。



*オンラインサロンメンバーになると、すべてのアーカイブ動画の視聴ができます。 視聴できる講座アーカイブ一覧 https://www.tayounamanabi.com/single-post/seminar_list


■「まずは子どもを幸せにしよう、すべてはそのあとに続く(A.S.ニイル)」


多くのフリースクールでは、きのくにのようなプロジェクト学習はできないと思います。

もちろん、うちでも全然できません。

場所と人もお金もない中、うちの団体でできることは本当に僅かなんだと納得しました


けれど。

「子どもの幸せ」を中心に物事を考えて行動することはできます。


そうできる大人であろうと努力することは多くの人にできることですし、 そんな大人たちが増えることで、社会全体の子ども観や学力観が変化してくことにつながると思います。


私は、今回の全5回の講座を通じて、「子どもたちを幸せにすることが、何よりも大事!」ということが腑に落ちた感じです。


カトちゃんとニイルに感謝です。



▶講座に参加された皆さんの声

いただいた感想より 一部ご紹介いたします!


実践に基づいたお話が聞けて色々イメージができ、子供たちとどんな未来へ向けて歩きたいのかがはっきりわかったような気がします。(心理職)


『夢みる小学校』を見て「なにかしたい」と思っても何ができるか分からない人へのヒントになるかと…。

思っていた以上に詳しくお話をきくことができました。(教育関係者)。


かとちゃんのお話を5回で聞いたことで、《きのくに》の教育活動がものすごく特殊なものではないこと、中心となる考えはどこにでもいかせるものだということを確信しました!(学校教育関係者)


映画を見た直後に5回講座を知り即申し込みました。いいところだけでない日常の子どもの村を見てみたかったのと、現場の大人の今と、カトちゃんが魅力的過ぎて、この人のお話を聞きたいと思いました。

大人も日々葛藤を抱え、子供から学び、失敗という経験を積み続けることは、誰も同じである事に改めて安心し、これでいい。と思えたことが1番よかったかもしれません。(保護者)


箇条書きで子どもの村でされていることをわかりやすく示してくださったので、自分が家庭内でやるとしたら?目の前の子どもにできることは?と考えながら参加することができました。また、参加者さんのコメントからも気づきがあって、とてもいい会でした。(保護者)


子どもにプレッシャーを与えているのは、プレッシャーを感じている大人なのだろうと思うようになりました。自分自身が経験したきた教育にとらわれず、こだわらず、目の前の子どもの"今"を大切に考えたいと思いました。(保護者)


理想と実践(自分の力)のギャップ感じて苦しく感じていました。主体性、対話力、自己肯定感、こどもたちに伝えたいものを持っていない大人だと実感しました。

質問コーナーでの「すでに気がついているから大丈夫」という言葉に励まされました。こどもたちの今の姿を感じ、私も共に学んで行こうと改めて思いました。(オルタナティブ教育スタッフ)


アンケートにご回答いただきありがとうございました!


<こちらの講座のアーカイブ動画視聴ご希望のかたへ>

とまり木オンラインサロン内にてアーカイブ動画を共有しています。

サロン内で、他の参加者・登壇者のみなさんとも感想シェアができます。 月額1,980円で過去のオンライン動画が全て見られる他、毎月のオンライン講座も無料で受講できます。


とまり木オンラインサロンの詳細・お申込みはこちらから


とまり木オンラインサロンで視聴できる講座アーカイブ一覧 https://www.tayounamanabi.com/single-post/seminar_list


 

★開催予告★



20代、30代が語る 不登校からの進路・進学・仕事 座談会(オンライン・録画動画付)https://tayounamanabi20230924.peatix.com/view

9月24日(日)14:00~16:00


多様な学びプロジェクト9月オンライン講座では、20代、30代のみなさんに登壇いただき、座談会形式で「不登校からの進路、進学、仕事」についてのリアルな経験談を深掘りしていきます。


不登校、ホームエデュケーション家庭の保護者のみなさまのほか、フリースペースやスクールを運営されている方にもご参加いただき、多様な進路があるということを知っていただければうれしいです。


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みなさまとお目にかかれますこと、楽しみにしています!

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