【開催報告】オンライン講座『不登校のハッピーアドバイス』（登壇：明橋大二）

2023年12月23日（土）

オンライン講座

『不登校のハッピーアドバイス』

開催いたしました！

講座終了後に顔出しOKのみなさんと記念撮影をしました

精神科医として実際に勤務されている明橋先生だからこそ、現場で起こっている具体例などを挙げながら話が進んでいき、とても分かりやすい講座となりました。 「戦うことも逃げる事もできない」状態の子どもは、学校に行けなくなり、意欲や思考力も失われます。しかし、不登校になるのは子どもが自分自身を守るための防衛本能なのです。では、その状態からどうしたら抜け出せるのか？

それぞれの問題に対しての原因や解決方法もしっかりと紹介されているので、本当にためになるお話ばかりでした。

▶不登校は「わがまま」「甘え」「なまけ」ではない

不登校のお子さんを持つ保護者の方は、まわりから「不登校はわがまま」「甘え」ではないか？と言われたことがある方も多いのではないでしょうか？

果たして本当にそうなのか？　そんな不安に対しても、明橋先生が専門家の立場から、ズバリ答えて下さいました。

▶不登校の子どもに対してどの様に接したらいいのか？

それらを踏まえて、不登校に対する「時期別の対応」を教えて頂きました。

ふさぎ込んいる時期やキレやすい時期、親をこき使う時期など、不登校と一言に言っても、いろいろな段階を踏んで子どもは変化していきます。それぞれの時期に応じてどの様に接したらいいのか、親や周りの大人は何をしてあげられるのかがとても良く分かりました

子どもが「甘え」や「怒り」・「暴力」などの問題行動を起こす時には、その背景に何かしらの原因や理由があるのです。それらの原因を考えることは、子どもの立場に立って物事を考え、理解すると言うことであり、子どもの回復を助けるには必要なプロセスなのだと思いました。

▶子どものケアと同時に自分自身を大切に

飛行機の酸素マスクの例え話をされたのですが、「正しい行動は子どもより先に大人が酸素マスクをつけ、それから子どもに酸素マスクをつけることである」と言うお話でした。親が子どもより先に倒れてしまったら、子どもをケアする人が居なくなってしまう、と言うことです。子どものケアをしながらも、親も自分自身を大切にする必要があるんですね。

▶講座に参加された皆さんの声

いただいた感想より一部ご紹介いたします！

●お話がとても分かりやすかった、全く同じような状態が出ていたので、話を聞いて安心した。　（保護者）

●不登校の状態をより理解できました。 　理解することで声掛けや対応が変わると思います。講座後のグループワークは参加について、私からシェアできるようなことはなく悩みましたが、フリースクールをされている方のお話しや、ご自身の経験のお話し、生駒さんともお話しできてよかったです。　（主任児童委員）

●今まで、不登校や引きこもりについて、よくわからなかったり、いろんな意見があったりでモヤモヤしていましたが、実態がはっきり分かり、モヤモヤがはれました。 　なぜ不登校になったのか、確かではないですが、こういう原因が多いなどを知り、当てはまるものもあり、本人を知る一助になった気がしますし、荒れて物に当たるのは、特別なことではない等、大丈夫なんだと思えて安心出来たことが、とても良かった。　また、こういう行動の裏にはこういう心理があると、しっかりと説明していただき、裏付けがあることが、本人を理解する上で役に立ったように思います。　（保護者）

●自分が気付いていなかった内容が色々あり、今後に役立てようと思いました。　（保護者）

●今年の後半からオンライン講座に数回参加してみて、凄くためになることを痛感しました。　来年は正式にオンラインサロン会員になり、アーカイブを見て更に学びを深めたいと思いました。今年２０２３年は、「多様な学びプロジェクト」に出会えたことが、自分にとっての最大のトピックスになりました。ありがとうございました。　（フリースクール・オルタナティブスクールスタッフ）

●幅広く不登校について知ることができた。また、日頃から感じている親同士のつながりの大切さを実感できた。予定が入りオンライン全てに参加できなかったため、動画配信でゆっくり拝見させていただきます。また、他のイベントにも参加したいと思います。　（保護者）

アンケートにご回答いただきありがとうございました！