ここから世界へワークショップ 第2回 「世界がもし100人の村だったら」 開催報告

July 1, 2020

 

開発教育協会(DEAR)さんと多様な学びプロジェクトのコラボ企画第2回目は、世界がもし100人の村だったら』のワークショップ。

こちらは絵本にもなり有名なので、読まれたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

 

 

今回も12人の子どもたちが参加してくれました。

 

 

 

◆世界に目を向ける

 

まずはグループに分かれて、それぞれ割り当てられた外国の家庭の写真を見ながら、国あてクイズをするところから始まりました。

 

 

 

教材『写真で学ぼう!「地球の食卓」学習プラン10』(DEAR)を使用しました。

写真出典:(c)Peter Menzel and Faith D’Aluisio www.menzelphoto.com

 

 

 

住んでいる家、着ている服、肌の色、食卓に並んでいる食べ物など、子どもたちは写真の中から様々なヒントを見つけ出していました。

 

 

 

世界には色んな国、色んな人種があり、みんなそれぞれ違った環境に住んでいること。

食べ物がたくさんある写真もあれば、少ない写真もあることも、写真を比べてみ
ることでさらに実感することが出来たのではないかと思います。

 

 

 

◆100人村クイズ


そのあと、子どもたちは、100人村クイズに挑戦しました。
世界の人口は?という質問に、真っ先に80億人と答える子どもたち。

 

 


世界で一番話されている言葉は?の質問には英語と答える子どもが多かったです
が、実は、中国語なんですね。

 

 


そのあと、スペイン語、英語、ヒンドゥー語、アラビア語と世界で話されている
言葉の多い順に5位までの言葉のあいさつを練習して、「これで、世界の半分の
人とは友達になれるね」といわれてちょっと嬉しそうな子どもたち。

 

 


そのあとも、どの大陸に人がたくさん住んでいるのか、使い捨てプラスチック容
器はどの大陸が一番出しているのか、世界の状況をクイズで理解していきました。
 

 

 

 

◆100人村の村長さんからの相談

 

さて、ここである相談が子どもたちに投げかけられました。

相談を投げかけたのは100人村の村長さんです。

 

 

 

100人村の村人たちは、昔はみんな協力して平和に暮らしていたのに、最近では違いを理由にいじめをしたり、一人のお金持ちがお金を独占したり、食べ物がない人がいる一方で食べ物を捨てる人が出てきたりという問題が起きているとのこと。

また村を取り囲む海にはプラスチックごみがあふれるようになってしまい、とても困っているとの相談でした。

 

 

 

さて、相談を投げかけられた子どもたち。

様々な問題のどこから手を付けたらいいのか、どのように解決すればいいのか、「う~ん、、、」としばらく頭を悩ませていました。

大人の私たちも途方に暮れてしまうような問題です。

 

 

 

でも、子どもたちは諦めません。

 

 

 

村の不平等をなんとかしたいと考えた子が、こんなアイデアを出しました。

「村人全員に一人30万くらいずつ配ればいいんじゃない?」と。

 

 

 

そのアイデアに対して、

「それいいね!」

という意見もあれば、

「そんなことをしたら、働かない人が出てきてしまうんじゃない?」

という意見も出ました。

 

 

 

「そもそも、今だって農家の人が一生懸命野菜を育ててくれて、その野菜を運んで暮れる人がいて、それを売ってくれる人がいて世の中回ってるんだ。だからその誰かが働かなくなったら、終わってしまう。」

と話す子もいて、みんなで社会の仕組みについてあらためて考える機会となりました。

 

 

 

みんなに一律のお金を配る制度(ベーシックインカム制度)を実験的に行っている国もあるんだよとスタッフから聞き、良いか悪いか決めつけるのではなく、実際に試してみるという方法もあるよねとみんなで話しました。

 

 

 

◆第3のアイデア

 

ベーシックインカム制度一つ取っても、考え出すとほんとに奥が深くて面白い。

みんなが一つのテーマについて熱く語り合うのを聞いていて、私自身も自分だったら賛成派、反対派どっちだろう、、、などと考えていたその時でした。

 

 

 

今までみんなの話しをじっと聞いていた子が、盛り上がる話を割ってこう呟いたのです。

 

 

 

「あのさ、、、最初にみんなが仲良くなればいいんじゃない?」

 

 

 

一瞬みんなが息を飲むような意見でした。

 

 

 

それは、これまで出た賛成意見でも反対意見でもない、全く別の視点から提案された第3のアイデアでした。

 

 

 

その子の意見はこうでした。

「みんなが仲良くなれば、貧しくて困っている人をお金持ちの人が家に泊めたり、たくさんある食べ物を分けたりできる。」

 

 

 

難しい制度の話ではなく

「みんなが仲良くする」というとてもシンプルな方法で、複雑な問題を解決できるのではないかと考えたわけです。

これには大人もハッとさせられました。

 

 

 

考えれば考えるほど、人間の頭の中って複雑になってしまいがちですが、実はもっとシンプルに考えていいのかもしれないと思いました。

 

 

 

起きてしまった問題にばかり目を向けるのではなく、そもそもなぜその問題が起きているのか、原点に立ち返ることの大切さも。

 

 

 

「仲良くなる」

というシンプルなことが可能になれば、

いじめも、格差も、飢えも、その他の様々な問題も解決していけるのかもしれない。

 

 

 

では、どうしたら

みんなは仲良くなれるのか。

 

 

 

ここでまた新たな問いが生まれましたね。

 

 

 

◆100人村の問題は自分たちの問題

 

「さて、では100人村とはどこにあるのでしょう。

それは私たちの住む世界です。」

とスタッフから言われ、子どもたちは今までみんなで話し合ってきた村の問題が、どこかの誰かの問題ではなく、自分たちの問題であることを知りました。

 

 

 

それは現在実際に起きていて、

自分たちが見て見ぬ振りをできないことばかりなのです。

 

 

 

 

 

世界で起きていることを知ること。

疑問を持つこと。

そしてより良い世界にするためにはどうすれば良いのかをみんなで考えること。

 

 

 

きっとこれまで人類が繰り返し行ってきたことを

これからもずっと行っていくのだろうと思います。

 

 

 

大切なのは「問い」を持ち続けることなのかなと、このワークショップを通してあらためて感じることができました。

 

 

 

そして、未来の世界を担っていくこの子たちは、きっとそれができると希望を持つことができました。

 

 

 

 

次回は7月30日(木)10時半〜12時 「身近なものから世界へ」をテーマに行います。

チケットはこちらから→http://ptix.at/uE1jvV

 

 

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