ここから世界へワークショップ 第1回「新型コロナウィルスと私たち」 開催報告

June 1, 2020

 

 

開発教育を手掛けるDEARさんと多様な学びプロジェクトが、アイデアを出し合い企画を進めてきたワークショップ『ここから世界へ』の記念すべき第一回が先週zoomで開催されました。

 

 

 

内容は、私達の生活を大きく変えた「新型コロナウイルス」というものを通して、世界に目を向けるというものでした。

あっという間に定員を上回る応募が集まり、このテーマに対する子どもたちの関心の高さを感じました。

 

 

 

実際にワークショップに参加してくれたのは、海外も含め様々な地域に住む小学4年生~中学3年生の11人の子どもたちです。

世界と簡単に繋がることができるのは、オンラインならではの素晴らしさですね。

 

 

 

 

◆ここ数ヶ月を振り返って気持ちを共有する時間

 

 

まずはここ数か月に世界で起こった新型コロナウイルスに関する出来事を写真で振り返りました。

 

たった数か月の間に様々な出来事が起こり、世界の人々の生活を大きく変えてしまったことを改めて実感する時間となりました。

 

 

 

次に、感情のイラストを見ながら、

「みんなはどんな気持ちを感じている?感じた?」という問いを小グループに分かれて話し合いました。

 

自分にとってはそんなに影響がないと感じている子がいる一方で、医療現場の人など頑張っている人を応援したいという気持ちがあると語ってくれた子もいました。

 

ある女の子は、みんなに元気になってほしいという思いで、オリジナルのLINEスタンプを作ったそうです!

 

現状を受け入れることだけでいっぱいいっぱいの大人が多い中で、思いをすぐ形にするという彼女の行動力に感動しました。

 

 

 

◆知識を深めるクイズでは、子ども達の知識の深さにびっくり!

 

 

新型コロナウイルスについての知識を深めるためのクイズでは、子どもたちの知識の深さにスタッフ全員びっくり。

 

子どもたちは日ごろから様々な情報を取り入れ、自分なりに学びを深めているのだなぁと感じました。

 

「ウイルスも進化しているため、医療の発展によって感染症はなくすことはできない」というクイズの答えが出された際には、

「異議あり!」と手を挙げる子がいました。

 

「まだ議論がなされている途中で結論が出ていないのに、決めつけるのはおかしいと思う」という自分なりの意見を言ってくれる場面もありました。

 

 

多くの人がそう思っている、現時点ではそれが正解だとされていることに対して、

本当にそうなのだろうかと疑問を持つことや、これまで不可能だったことを可能にできる未来への希望を見ている姿に、大人の私たちも学ばされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ケニアからスペシャルゲストが登場!

 

新型コロナウイルスについて学んだ後は、このワークショップのメインでもある『世界』へ目を向けるために、ケニアからアミンちゃんというゲストが登場!

 

アミンちゃんの住むケニアのスラム街では、とても狭い家に大人数が住んでいたり、水道がないため水は遠くまで買いに行かなければばならないそうです。

 

 

隔離するスペースもない、水や石鹸も思うように手に入らない状況で、

新型コロナウイルスの感染を拡げないために、私はどうしたらいい?という質問が、

アミンちゃんからみんなに投げかけられました。

 

 

 

それまで活発に意見を言ってくれていた子どもたちでしたが、その質問を受け、みんなが急に静まり返りました。

 

 

しばらく沈黙が続いている間、子どもたちが一人ひとり真剣に考えているのが伝わってきました。

 

 

自分の世界で新型コロナウイルスというものを見たり考えたりしてきた子どもたちの目が、外の世界に向けられた瞬間でした。

 

 

 

そして、しばらくの沈黙の後、子どもたちからぽつりぽつりとアミンちゃんに質問が。

 

 

 

「食べ物には困ってる?」

「そっちはいつも乾燥してるのかな?」

「TVとかないの?」

「マスクってある?」

「病院には行けるの?」

 

 

 

感動でした。

 

 

 

 

写真提供:加藤英嗣

 

 

 

◆誰かの困りごとを自分ごとに置きかえる

 

 

まずはアミンちゃんのことをもっと知りたいと次々と質問をする子どもたちの姿は、

ありきたりの答えをとりあえず出すのではなく、誰かの困りごとを自分ごとに置きかえて、

一生懸命理解しよう、考えようとしている気持ちの現れだと感じたからです。

 

 

このような瞬間が本当に大切だと思いました。

 

 

世界に目を向けるというのは、

自分の世界から一歩踏み出し、自分が相手の立場だったらどうだろうと考えてみること。

 

 

とってもシンプルなことだけれど、忙しい世の中にあって心の余裕がなくなると、おろそかにされてしまうことかもしれないことでもあると思いました。

 

 

 

子どもたちからは、「マスクって自分でも作れるんだよ」とか「消毒液があれば水がなくても大丈夫かも」といくつかアイデアが出ていましたが、

きっとこの後もアミンちゃんから投げかけられた問いは、子どもたちの心のどこかにとどまり続けるのではないでしょうか。

 

 

 

一度広がった世界は、閉じてしまうことはないと私は思っています。

 

 

 

沢山の気づきを与えてくれた子どもたちと、開発教育に長年取り組まれてきたDEARさんならではの心に残る「問い」の投げかけに心から感謝です。

 

 

 

次回「ここから世界へ ワークショップ」は6/25を予定しています。

ご興味のある方は是非体験してみてくださいね。


 

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