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【開催報告】『ゲームとネットと不登校』(登壇:関正樹さん)


《ゲームとネットと不登校》を開催しました!


ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。



講座終了後に顔出しOKのみなさんと記念撮影をしました



こんにちは、オンライン講座スタッフのハマダです!

先月フランスより帰国し、久々の日本生活を楽しんでいます~(*^^*)


フランスでは日本ほどゲームは盛んではなく、あまりゲーム依存などと言う話は聞きませんでした。ナゼでしょうか?今回の講座で関先生のお話を聴き、なるほど、と思ったところが幾つもありました!


我が家は小学生の女の子2人なのであまりゲームはやりませんが、それでも、スクリーンを使用する時間は制限しています。今回の講座では、制限や約束を守らせる以外に親が出来る事を先生が具体的に例をあげてお話下さいました。それは、ゲームやネットだけに限らず、日常の子どもとの関わり方も重要なポイントだと感じました。


そんな訳で、今回ご登壇いただいたのは、大湫病院で児童精神科医として勤務されている関正樹先生です。


「不登校の子どもが一日中動画を見て過ごしていて、昼夜逆転気味。怒ったら部屋から出てこなくなってしまった」

「ゲームができないとイライラ。ゲームをしている時だけ落ち着いている。これって、ゲーム依存?」

「ゲームをやめさせたほうがいいのか、取り上げないほうがいいのか、毎日心が揺れている」 など

ゲームやネット依存に関する悩みに対して、関先生が具体的かつ簡潔にご教授下さいました。


子どもたちは、なぜ、ゲームをやめられないのでしょう。 ゲームばかりしていたら将来どうなる? 学力、体力は? 視力は? 親の心配はつきません。

ゲームやインターネットの世界で子どもたちが何をしているのかを知ることで、不安が和らいでいくかもしれません。

多くの不登校の子どもたちとその家族と接してきた関正樹先生から、「ゲームやネットの中で子どもたちがしていること」「居場所としてのネット、ゲーム」についてじっくりお話いただきました!



*告知ページはこちら   


▶今回ご登壇いただいたのは


関 正樹(せき まさき)先生 1977年生まれ。児童精神科医。

福井医科大学医学部卒業後、岐阜大学医学部付属病院、土岐市立総合病院精神科を経て、現在は大湫病院に勤務。岐阜県東濃地方の地域の児童精神科医として、発達障害や不登校の子どもの診療にあたるとともに、地域における発達障害の啓発活動や保護者の座談会などに出席し、家族支援を行っている。

著書: 『子どもたちはインターネットやゲームの世界で何をしているんだろう? 児童精神科医からみた子どもたちの「居場所」』(金子書房)


▶講座の概要


関先生が準備して下さったスライド資料を元に、講座が進んでいきます。

‐SNSやいじめに関して ‐ゲーム依存について

‐発達障害とインターネットの関係

‐問題が起きる前にできること

‐不登校とオンラインゲーム


途中、関先生よりいくつか質問を投げかけられ、チャットでの意見交換も盛んに行われました。講座終了後は事前チャットで寄せられた質問コーナーが設けら、保護者の方の疑問に答えて頂きました。



▶講座を視聴して


今回の講座では、ゲームとネット問題に焦点を当て、児童精神科医と言うエキスパートの先生からのエビデンスに基づいた客観的なお話でした。関先生のお話は要点がまとめられており、とても分かりやすい講座だったと思いました。


そもそもどうして子ども達はゲームをやめられないのか? どうしてゲームはそんなに面白いのか? と言った子ども目線に立った視点から問題を見て行きます。

そして、ゲームのポジティブな面にも注目します。

ゲーム依存になってしまった場合、またはなりそうな場合に、親の子どもへの関わり方がとても重要だと言うことも分かりました。


講座の中で関先生が言われた「守らせられない約束をしないこと」と言うのは、正直当たり前の様ですが、気付いていなかった視点でした。

約束とは「約束を守る子どもの責任」が発生するのと同時に、「約束を守らせる大人の責任」も発生する事に、今更ながら気付かされた講座となりました。


今回は「ゲームとネットと不登校」のテーマでしたが、今回のお話は他の悩みにも役に立つ内容だったのではないでしょうか。


*オンラインサロンメンバーになると、すべてのアーカイブ動画の視聴ができます。 視聴できる講座アーカイブ一覧 https://www.tayounamanabi.com/single-post/seminar_list



▶講座に参加された皆さんの声

いただいた感想より 一部ご紹介いたします!


●内容もいいし、関先生の語り口が優しくてすっと内容も入ってきました。子どもの好きなことを大切に、親自身も大切にというメッセージがこころに響きました。ゲームを否定的にしか思えなかったけど肯定的にゲームを捉え、そのゲームからゲーム以外の好きなことを親子で探して行きたいです。(保護者)


●自身が主宰する居場所にADHDのお子さんが多い。うちの子が定型発達のため私の知識も経験も少なく、、、そのあたり、先生のお話をきいて、みなさんのチャットを拝見し理解が深まった。(居場所主宰)


関先生の語り口は優しくても、的確なお答えに納得することばかりでした。また、先輩経験者の親御さんが的確なアドバイスや、大切な言葉をチャットに記載してくださったことも、より深い学びにつながりました。ありがとうございました。(支援員)


●ゲームを好きな先生だからこそ、子ども達の視点で寄り添うことが出来るお話を聴くことができてとても分かりやすく参考になりました。発達障害の子ども達との関わりについても丁寧なアドバイスで今後、生かすことができると思います。(施設心理士)


●困っている子どもや保護者に対し、どのように声をかけていけばいいのか具体的であり、かつ相手に寄り添うとはこういう事か、気づかせてもらいました。支援する側も常に練習が必要だし、人間なので自分をまずは大事にして欲しいという点がどうしてもかけてしまいがちになるので、改めてそこを大切にしていきたいです。(教育行政)


●現在受診している病院では約束が守れないならゲームを取り上げて病院で保管すると言われているが、自分がやっているゲームについての対応が間違っていないとわかった事がとても良かったです。(保護者)


●私は支援者ですが(SSW)、ゲームにのめり込んでいると映る子どもを焦らず見ていこうと思えたし、保護者にも根拠をもって説明できるような気がします。(学校教員/支援員)


アンケートにご回答いただきありがとうございました!


<こちらの講座のアーカイブ動画視聴ご希望のかたへ>

とまり木オンラインサロン内にてアーカイブ動画を共有しています。

サロン内で、他の参加者・登壇者のみなさんとも感想シェアができます。 月額1,980円で過去のオンライン動画が全て見られる他、毎月のオンライン講座も無料で受講できます。


とまり木オンラインサロンの詳細・お申込みはこちらから


とまり木オンラインサロンで視聴できる講座アーカイブ一覧 https://www.tayounamanabi.com/single-post/seminar_list


 

★開催予告★




親子で不登校の鎧を脱ぐまで 『学校に行かない君が教えてくれたこと』今じんこさんトクーライブ(オンライン・録画動画付)

2023年11月25日(日)14:00〜16:00  参加者交流会(参加自由)16:00~16:30


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みなさまとお目にかかれますことを、楽しみにしています!

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