【開催報告】直伝!実践のための「夢みる小学校」〈学び〉のつくり方 深堀り連続講座 ②
4月8日(土)、オンライン講座『 直伝!実践のための「夢みる小学校」〈学び〉のつくり方 深堀り連続講座② 』を開催いたしました。
「南アルプス子どもの村小中学校」校長のカトちゃんこと、加藤さんの連続講座の第2回に、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
こんにちは!
オンライン講座裏方スタッフの土橋です。
「夢みる小学校」をみてミライの学校を夢みたオトナの一人である私、地元で小さなフリースクールを細々と実践しているため、今回の「学ぶための土台をつくる」お話はとても参考になりました。
*告知ページはこちら
▶今回の講座は・・・
5回連続で行われる講座の第2回目のテーマは、「子ども観を見直そう 子どもは小さな科学者です」でした。
1回目の講座は、今を生きる子どもたちにどんな力を育むべきかを考えるために、きのくに子どもの村学園の「子ども観」と「学力観」の整理から始まりました。そして、「子どもに任せてまつ教育(教えない教育)をしようとしているのがきのくに子どもの村の教育」という内容のお話でした。
今回の第2回目は、子どもの村の職員が、どんな風に子どもと向き合い、どんな声がけをしているのかという具体的な対応方法の紹介が主とした話でした。
具体的な対応の紹介に先立ち…
まず、「子どもは自分で育つと信じて、謙虚に子どもと向き合いその子の内なる思いによりそおう!という「子ども観」をもって教育をしていることの共有がありました。 それから、「子どもの心の発達」についての整理から講座は始まりました。
この子どもの心の育ちについて、エリクソンの「心理的社会的発達理論」を示しながら説明してくれたことで、目の前の子どもに必要な関わりが何か?という理解が深まると感じました。
【今回の講座で学んだこと】
●子どもの心の発達について
●子どもの村の職員の実践
●叱らない教育について
●大人の役割
また、講座後の質問時間では、
・学びに関わる指導者としての悩み
・保護者としての困りごと
・傷ついた経験のある子どもへの対応 といった問いに対して、加藤さんが丁寧に回答してくれました。
さらに、講座終了後に行われた参加者交流会も有益な時間でした。
「ブレイクルームで意見を交換できたのもすごくいい時間になりました」というご感想を複数いただきましたが、私も自分とは異なるお立場の方の率直な言葉を聞くことで、学びが深まったと思いました。
▶この講座に参加して
「親や大人に反抗する子どもこそ、自発性が順調に発達している『よい子』である」
上記は、子どもの心の発達を説明する過程で、講座中に紹介された教育学者の平井信義さんの言葉です(「子どもを叱る前に読む本」より)。
第2反抗期には、親から精神的な自立をするために、子どもは親に逆らう必要があります。
しかし、子どもの心が順調に発達していくという理論を知らない人にとっては、子どものためを思ってしかっているのに、この子は「どうしていうことをきいてくれないのか?!」という憤りになってしまいます。
私はこの言葉を、自身の子育ての中で、わが子が反抗期になったときに初めて知りました。
この時の私、とても驚いたのです。また、この発達理論を知ったことで、みんなと同じにできないことを注意ばかりされていた私の自発性が、順調に発達しなかった理由が少し理解できた気になったです。
第1反抗期の方は、子どもは「したがわない自由」を手にいれることで、親との分離が進んでいくそうです。
私の場合、この時期の子どものイヤイヤが苦手で、子どもたちには翻弄されており、しばしば幼子相手に「マジ切れ」しそうになっていました。
「反抗することが子どもの自立や自発性には必要」という理屈が自身に入るまでは、衝動のまま、だいぶ暴力的な姿勢で子どもを従わせようとしていました(;^ω^)
ですが、反抗期は大事な発達過程だと納得したことで、「子どもは小さな科学者でいろいろと試しているだけ」と思えるようになり、怒らない対処法を自分で考えて実行することを務めていけるようになりました。
反抗する子への対処が適切であることは、子どものとの関係を築くうえでとても重要です。
世の中には反抗期への対処法はいろいろと提案されています。
そして、その対処法を自分のものにしていくには、ノウハウだけなく、なぜそれが有益だといっているのか?というベースになる理屈の部分に納得していくことの方が大事だと思うのです。
加藤さんの講座では、そんなことを伝えてくれているように私は感じます。
何をするか、よりも、どんな大人で在るのか?が大事
子どもの宿題をみていると「答えだけ教えてほしい」という子がいます。
大人向けの講座でも、「何をすればいいのかだけ教えてほしい」という方がいます。
これはこれで効率の良い方法だとは思うのですが、その行動のもとになっている根拠がわかるとことがより大事ななのだと、今回の講座でも再認しました。
きのくにの教育は、その子の内なる力を信じて寄り添おう姿勢があってことノウハウなのでしょう。
子どもの村の職員の5つの心がけ
5つ提示された心がけ(ノウハウ)は、しょっぱなから「え?それやっていいの?!」という意外なころからはじまりました。また、「それってそいう説明ができるのか!」という驚きもありました。
そして、どの心がけも、子ども達の学びの土台はこうやって整えられているということがわかりました。
参加者の方からも、「”好ましくない事例との比較” があったことも、すぐにでも実践できる内容だったのだと感じました。とくに、同感と共感の違いについての説明は、保護者の方にも、支援者の方にも、一度、聞いてほしいなぁ・・・」という感想をいただきました。
アーカイブ動画も視聴できますので、ぜひご覧ください。
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「まずは子どもを幸せにしよう、すべてはそのあとに続く」
これは、前回も紹介されたニールの言葉です。 私たち大人は、子どもたちの幸せのために、彼等が全身から表出するメッセージを適切に受け取れるよう見守る目を養っていけたらいいのにね…と思いました。
次回、第3回の講座は、「こども村のミーティング」についてです。 楽しみですね!
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▶講座に参加された皆さんの声
いただいた感想より 一部ご紹介いたします!
●加藤さんのお話に癒されました。この講座の内容を知ることで、親も子も、より幸せになると思いました。(保護者)
●自分の子どもとの関わりを改めて見直せるきっかけになり、具体的な例もたくさんあってよかったです。次回もとても楽しみです。(保護者)
●子どもの村の学校の先生が、子どもと接する際に気を付けていることが明確に分かりました。子どもを尊重することは、大人自身が自分を大切にできることに繋がるので、多くの人に聞いてほしと思いました。(学校教員・支援者)
●子どもへの声掛けなど事例を持ってお話しくださったので、わかりやすかったです。職員の方の5つの心がけはとても参考になりました。早速、実践していこうと思います(学校教員・支援者)
●声掛けの例が具体的に複数あり分かりやすかったです。 肯定的に評価することが大事だと頭ではわかっていても、つい否定的な言葉を使ってしましたが、具体例がたくさんあったので、練習をしていこうと思いました。(放課後等デイサービススタッフ)
●質問の時間を長くとってくださったのが良かったです。ブレイクルームで意見を交換できたのもすごくいい時間になりました。(学校教員・支援者)
●自分に何ができるかを考えることが楽しくなりました。もっとたくさん話が聞きたかったです。かとちゃんの人柄がとても好きです。こんな先生に教わりたかったです。(オルタナティブスクールスタッフ)
アンケートにご回答いただきありがとうございました!
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とまり木オンラインサロン内にてアーカイブ動画を共有しています。
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★開催予告★
2023年4月22日 (土) 13:00 - 15:00
「不登校中学生から連続起業家へ〜こんな僕でも社長になれた(録画動画付)」
2023年05月27日 (土) 14:00 - 16:30
「直伝!実践のための「夢みる小学校」〈学び〉のつくり方 深堀り連続講座③ オンライン・アーカイブ動画付」
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みなさまとお目にかかれますこと、楽しみにしています!
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