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【開催報告】オンライン講座『思春期と不登校』

2024年2月17日(土)、オンライン講座『不登校からの進路選び』を開催いたしました!


おかげさまで、100名以上の皆さまにお申込みいただき、無事に開催いたしました!!

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!



講座終了後に顔出しOKのみなさんと記念撮影をしました



▶今回ご登壇いただいたのは


伊藤 美奈子(いとう みなこ)

奈良女子大学研究院生活環境科学系・教授

大学で国文学を学んだ後、高校現場で国語科教諭として勤務。その後、大学院に戻り(臨床心理学専攻)、博士(教育学)を取得。現在は、大学にて心理士養成に携わりつつ、スクールカウンセラーとしても勤務。文部科学省やこども家庭庁等の不登校やいじめ、孤独・孤立に関する委員を多数歴任。


  



       講座登壇者の伊藤美奈子さんが監修された書籍

『「学校」ってなんだ? 不登校について知る本』(監修 伊藤美奈子、イラスト いつか/Gakken)



▶今回の講座は・・・


思春期と不登校、さらには進学が重なってしまうと、子どもも保護者も混乱し、ぶつかりあってしまうことが少なくありません。

これからどうしていくか、話したいけど話せない。

ピリピリ、悶々とした空気が辛い。

そんなとき、子どもの心理や成長についての知識を持っていることが大きなカギになります。

登壇者の伊藤美奈子先生は、スクールカウンセラーとして多くの子どもたちと接しながら、文部科学省や子ども家庭庁の委員を歴任されてきました。

講座では、思春期の心理とあわせ、教育機会確保法をはじめとする不登校をめぐる社会状況の変化、保護者の心のケアもふくめて、お話いただきました。




            *告知ページはこちら



皆さんの感想にも多数ありましたが伊藤美奈子先生の優しい語り口であたたかな言葉が響く安心、癒される講座でした。


思春期という、どのお子さんにとっても難しい時期について情緒面、意識面、友人関係、親子関係、更には脳科学の知見から様々な角度でお話くださいました。

思春期という時期を知った上で、不登校に対する国の指針の変換や不登校の子どものこころ、「子どもを支える人」も支えられる大切さについてもお話くださり、とてもわかりやすい講座でした。

思春期、不登校の子どものこころの揺れ動く心情は見えない、掴みどころがない難しい部分だと思うのですが具体的な事例を通したお話だったのでスッと心に沁みる、あたたかな講座でした。


▶講座を視聴して


伊藤美奈子先生の講座は不登校、思春期ならではの親子の感情のすれ違い、もどかしさや葛藤が目に浮かぶようでした。親子の絆は本来、素晴らしいけれども思春期、不登校の時期はどうしても関係がこじれやすいこと、子どもの揺れ動くこころや現れを知っておくことが大事だと思いました。それだけで親の心配や負担感は違うと感じました。


特に心に残ったのが「母親の肩の線」のお話、『母親』の詩、「子どもを支える人」も支えられる大切さというお話です。「母親の肩の線」のお話や『母親』の詩では、子どもから見た親の様子を実際の様子や詩を通してお話くださいましたが、まるで親が子の心情を汲み取るような、観察力と洞察力に驚かされました。

大人が考える以上に子どもは考え葛藤しながらも前に進もうとしている様子がよく理解できました。

まだ視聴されてないようでしたら個人的に「母親の肩の線」のお話、『母親』の詩、視聴をおススメしたいです。(アーカイブ動画の進行バーをクリックしていただくと見たいチャプターに飛ぶこともできます。)


子どもを支える親も支えられる大切さ、セルフコンパッションについてのお話は、自分を慈しむ、自分に優しくする大切さをお話くださいました。子どもだけでなく親も支援が必要だというお話は一人で抱え込まなくて大丈夫と寄り添ってもらっているような優しい気持ちになりました。


どうしても気持ちが焦っていると正解を探しがちですが子どもとの関わり方に正解はない。子どもの様子をみて、手探りしながら共に横にいる伴走者であることの大切さ、支える大人側の心こそ、まず大切にすることを改めて実感した素敵な講座でした。



*オンラインサロンメンバーになると、すべてのアーカイブ動画の視聴ができます。 視聴できる講座アーカイブ一覧 https://www.tayounamanabi.com/single-post/seminar_list



▶講座に参加された皆さんの声

いただいた感想より 一部ご紹介いたします!


不登校は不登校、思春期は思春期と分かれて情報があるからなのか、自分で思春期を調べてみても結局、思春期とは何かよく分からないままでした。今回、講座を受けて不登校の子どもの思春期はどのような状況になるのか、また思春期は小学校高学年から中学生の時期だけでなく高校生まで約10年は不安定になり自己肯定感も下がること、そしてその時期の子どもが抱える複雑さも知ることが出来、他にはないほどの分かりやすい講座でした。(保護者)


不登校に対する国の指針の変遷について、病気の扱いから教育問題から社会問題に変遷していった時代背景と現在の取り扱いについてわかりやすくお話いただきました。しかし実際、不登校は問題ではないと言われても、そのままでいい・何もしなくていいという誤解があるということについては、私たちの支援現場でも感じるところが同じで、いつももどかしく思うところです。今まで多数の不登校支援に関する研修や学習会に参加してきましたが、伊藤先生のお話が、一番しっくりくる内容でした。(フリースクールスタッフ)


伊藤先生の物腰の柔らかい言葉がすっと入ってきて、落ち着いて聞くことが出来ました。そして何よりも分かりやすく、思春期の不登校の時期の穏やかな過ごし方も教えて頂きセルフコンパッションの大切さに改めて気付かされました。ありがとうございました。(保護者)


事前の質問にも丁寧に答えていただけて良かったです。思春期の子が書いた詩に、とても感動しました。思春期、不登校の理解、目から鱗のことが満載でした。ありがとうございました。我が子の学校の先生にもこの内容をお話ししようと思っています。(保護者)



思春期の子どもの胸の内を少しでも知ることができて良かったです。「思春期は自分の悩みや思いを言葉にすることが難しい」、これを知っておくだけでも、子どもとの関わり方に違いが出てくると思います。目に見える態度や言葉だけを鵜呑みにして右往左往せず、どっしりと構えていられる親でいたいと思いました。(保護者)


伊藤先生の実際対応された事のあるお子様や保護者のお話しを聴いて、心が温かくなりました。

お子様の嫌だった気持ち、お母様の気持ち両方を聞いて、母子ともに自分の思いを受容されたと感じることができる対応をされていて安心感がありました。カウンセラー等の相談機関はどうしても躊躇していましたが、傷つくことなく自分の気持ちが受容されたと感じられるなら、前向きに考えてみようと思いました。ありがとうございました。(保護者)


アンケートにご回答いただきありがとうございました!

<こちらの講座のアーカイブ動画視聴ご希望のかたへ>

とまり木オンラインサロン内にてアーカイブ動画を共有しています。

サロン内で、他の参加者・登壇者のみなさんとも感想シェアができます。 月額1,980円で過去のオンライン動画が全て見られる他、毎月のオンライン講座も無料で受講できます。


とまり木オンラインサロンの詳細・お申込みはこちらから


とまり木オンラインサロンで視聴できる講座アーカイブ一覧 https://www.tayounamanabi.com/single-post/seminar_list


 

★2月~3月講座のお知らせ★




愚痴にならない!団体の成長につながるスタッフミーティングのコツ ~子どもにとってより良い場を共に創るために~

2024年2月28日(水)20:00~21:30




こどもの居場所で役立つ!対等な関係を育む “共感コミュニケーション”

2024年3月13日(水)20:00~21:30


        


『おはなしワクチン〜入学前に知ってほしい不登校のこと』蓑田雅之

2024年3月30日(土)14:00~16:00



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みなさまとお目にかかれますことを、楽しみにしています! 《講座スタッフ・タモリ》

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